強風

Wayside School Is Falling Down

Wayside School Is Falling Down

小学生のあどけなさ、かわいらしさ、悪がきっぽいところがよくでていておもしろいと思いました。名前を間違えて先生に言われ、でも自分の名前に自信が持てずに、間違った名前を通してしまうところが、とてもおかしく笑ってしまいました。結局、最後にはきちんとみんなに言って、自分の名前にも自信をもつようになります。授業の風景の一こまへ、友達とのやりとりがなんともかわいらしいです。Jenny spagethied her snare him.と文中にありました。spagettiedと動詞を見たのは初めてだったので!でした。この本の作者であるLouisさんは、どうしてこんなにリアルに小学生の気持ちや、会話を生き生きと再現できるのだろうかとふと思いました。純真な人なのでしょうか。
肉体マネジメント (幻冬舎新書)

肉体マネジメント (幻冬舎新書)

朝原さんはすごいプレッシャーと戦ったと思われますが、「楽しんで」やることだと文中にあり、凄い人だなと思いました。陸上の競技など自分とまさに戦う職業の人に興味をもちました。
木のいのち木のこころ〈天〉

木のいのち木のこころ〈天〉

読んでとてもいやされました。私も関西出身なので、文体が話し言葉なのでとてもとてもなつかしいですし、西岡さんの息遣いまで伝わってきたからです。「職人は、思い上がったら終わりです。癖は使いにくいけど、生かせばすぐれたものになる」という言葉が心に響きました。p121に「言い張る」と漢字をあててありましたが、「いいはる」とすべきだと思いました。関西弁でいいはるというのは、おっしゃったという尊敬の気持ちを含めていう言葉使いだからです。西岡さんは、決して主張するという意味で使ったわけではなく、こんなことおっしゃっていたのですよという意味なので間違っていると思いました。法華経なんて読んだこともないですが、法華経には生まれたままの向くな気持ちで生命を全うしなさいということが書かれた書物だそうです。宮大工になるためにはまず、農業から入るというところが、また深遠な職業だなと思いました。宮大工とは、とても立派で奥が深く悠久の歴史を感じる大変な仕事なんだなと思いました。文中にある無欲闊達という言葉も気に入りました。本当に読んで良かったです。
風の良寛

風の良寛

良寛は、現代人とは対極にある生き方をした人です。堅忍不抜の志で修行により悟りを開いた人だそうで、沢山の良寛が詠んだ歌から彼がどういう人であったかを説明してくれた本です。道元のこともよくでてきます。筆者は、ドイツ文学卒なので、あとがきにKriterium(試金石)という言葉をあげていました。