秋
今日からやっと秋らしくなるでしょうか。それにしても昨日はとても暑かったです。今年、本当に秋はやってくるのでしょうか。
夫は、楽しそうに今日も研究会です。今週一杯研究会。
なんか急に新書系が読みたくなりました。読書の秋の予感?
- 作者: 対馬ルリ子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/03/19
- メディア: 新書
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「現在、30歳以下の産婦人科の7割以上が女性であるにもかかわらず、彼女たちが第一線で働き続けながら子供を生み育てることができない現状は、非常に残念です。女性たちがイキイキと働ける世の中を目指して、これからもさまざまな活動を続けていきたいと思っています。」(62ページ)
「働き続けながら身体を守る方法としては、「無理をせずに疲れたら休む」「ストレスの解消方法を見つける」「困ったときは一人で抱えずに、周囲に助けを求める」ことなどが重要です。・・・・そして年に一度は女性検診を受け、自分の身体のメンテナンスをするよう心がけましょう」(66ページ)
「いつまでも健やかでいるための5か条
1、運動を日常的に行う。2、女性ホルモンを恐れない。3、身体を温める。4、心のケアも忘れずに。5、年に一回は女性検診を。」(114ページ)
「ウイルスによって感染するがんなので、ワクチンを接種することでがんの発症を予防できる、唯一「予防できるがん」としても注目を集めています。」(子宮頸がんについて、144ページ)
- 作者: 小山薫堂
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2010/04/10
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「どんなに文章力がなくとも、コピー&ペーストしてつなぎ合わせれば、文章を書いたような気分になってしまう。そして、書けたように見えてしまう。それはよくないことだと思うのです。」(53ページ)
「それは3つあるという話でした。なにより、情報に耳を傾ける好奇心。その情報を選び抜くセンス。そして、その情報をどう加工するかという編集能力。」(アイデアには何が大切かという話の中で、64ページ)なるほどーーーー。
「学生たちは、「情報に貪欲になる」ことの大切さ、その難しさと面白さについて、得るものがあったようです。」(67ページ)
- 作者: 平尾誠二,金井壽宏
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2009/12/16
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「それでは、相手の受信機の精度を高めるためには、どうしたらいいのでしょうか。これは簡単です。こちら側の受信機の性能をあげればいいのです。」(129ページ)
「ぼくは、コーチのアドバイスには3つのポイントがあると思っています。1つ目は、教えることを1つか2つのポイントにしぼり、できるだけ簡略化して伝える。2つめは、頑張ったらできることしか言わない。3つめは、それができたら状況が激変したことを、必ず本人が実感できる。」(137ページ)
「ということは、そのコーチはぼくにゴルフの技術を教えたのではなく、ぼくの受信機を直したと言っていいのかもしれません。・・・・それから、教わる側も、自分で感情をコントロールする術をみにつけられればもっといいのですけどね。」(138ページ)
- 作者: 竹内敬人
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/03/20
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42ページにマリー・キュリーの記述があり「マリ」で統一されていますが、少々違和感を覚えました。
「小川正孝・・ニッポニウム」(48ページ)
「アメリカにあるケミカル・アブストラクツ・サービス(CAS)という組織は、世界中の科学関係(化学に限らない!)の雑誌に目を光らせていて、新しい化合物が報告されるとそれをデータベースに登録する。」(89ページ)
「インゴルドは、1920−1930年代に、主としてロンドン大学ユニバーシティー・カレッジで有機化学の反応機構に関する研究を重ね、400以上の論文によって、今なお用いられている有機反応機構の基本概念を確立した。」(93ページ)
福井謙一のモットーは、「徹底」(98ページ)
NMRの歴史「環境の異なるプロトンがすべて異なる信号を与えるとすれば、複雑な化合物のスペクトルには数多くの信号があらわれ、その結果、信号の重なりが生じて本来含まれている情報が埋没してしまう。スペクトルを2次元に展開すれば、信号の重なりを解消できる。この手法を開発したスイスのエルンストは1991年にノーベル化学賞を受賞した。」(184ページ)
下村修「一日300匹以上のクラゲを集める作業を10年以上も続けた」!!(192ページ)
野依良治氏のモットーは「研究に対する執着心と、不屈の精神」(216ページ)
クラウンエーテル(225ページ)(セレンディピティがからむ発見の過程)
パリのグランド・デザイン―ルイ十四世が創った世界都市 (中公新書)
- 作者: 三宅理一
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2010/03
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「リシュリューの城館の醍醐味は、こうしたスタイルの問題だけにあるのではない。それ以上に、城館全体の配置そのものが当時の常識をあるかに超えて、まさにダイナミックな世界観を示していたことを挙げねばならない。」(18ページ)
ユッセの城館(34ページ)にいつか行きたーい!
「シャルル・ペローは(単なる童話作家だったのではなく、)文芸・歴史・神学・法などをひろく修め、その後、財務官僚であった兄のつてで財務秘書官になり、コルベールに認められ、その補佐官を務めた後、王立建築局のナンバー2にあたる審議監となって図書館やアカデミーの統括を行った」人なんですね!(35ページ)
シャンボールの城館(37ページ)にいつか行きたーい!
「ルネサンス的「シャトー」は、王族や高位の貴族たちが同じく田園地帯に建てていったもので、当然ながら文化先進国たるイタリアの影響は大きかった。」(49ページ)
「当時の子供は女児の服装で育てられた」!(91ページ)なんででしょうか?
「ストーンヘンジの復元図を穀物取引上の図面と並べてみると、よく似いているのがわかる。」!(264ページ)古代人の天文学的あるいは占星術的な関心からか。
新書をひさしぶりに手にしながらも、どうしたら理系の本が売れるようになるかなという事を考えます。理系の本は、敷居が高いのでしょうか。ならば、敷居を低くすればいいのではいいのでしょうか。もっと万人に分かるように説明するという姿勢をみんながみんなもつべきだと思います。科学研究費はバカにならないくらい高くつくので、なぜ必要かをもっと説明する必要があると思います。
スイスのセルンの加速器を見学に行った時に、白髪のおじいちゃん、おばあちゃん等の一般市民が参加していたのがとても印象的でした。一般市民も熱心に説明を聞いていました。科学全般の生き残りをかけて、みんなが理解できる事が大切だと思います。